- 子どもの将来のために収入をアップさせたい!
- 少しでも貯金したい!
と考えて、資格の取得を考えている人も多いと思います。
とはいえ、まだ具体的にどんな資格を取って、どんな仕事をするかは決まっていないこともありますよね。
ということで、
シングルマザーにオススメの『収入アップ』につながる資格を紹介していきます!
子どもが成長すると、必要なお金も増えていく!
毎日子どもと一緒に過ごしていると、『日々の成長』を感じることって、ぶっちゃけ少ないかもしれません。
でも、『ふとした瞬間に、めちゃくちゃ成長してる!』って感じることってありますよね!
私もひとり親なので、毎日が忙しくてあっという間に過ぎていく日々ですが、ある時ふと、息子の成長にビックリすることがあります。
そして…、食費や教育費にもビックリすることもあります!
今はお金の面で大丈夫だとしても、子どもが成長していくと、教育費や生活費も増えていくため『今のまま』の収入ではお金が足りなくなる可能性は十分にあるんです!
成長の節目にはお金がかかる!
- 幼稚園や保育園に入園するとき
- 小学校に入学するとき
- 中学校に入学するとき
- 高校や大学に進学するとき
どのイベントも子どもの成長を感じられるシーンですが、『まとまったお金』が必要なイベントでもあります。
そのほかにも修学旅行やお小遣いだってあります。
特に義務教育が終わった後の教育費は全然違います!
【今は生活できている。でも貯金がほとんどできていない。】
という人は、今ここで立ち止まって、『将来に向けたお金の対策』をしっかりと考える必要があります。
児童扶養手当があるから大丈夫?
児童扶養手当は、一定以下の所得のひとり親に対する手当のことです。
*ちなみに私も受給しています。
子どもが18歳までもらえる手当で、金額も大きく実際に受給しているひとり親世帯も多いと思います。
人によっては、児童扶養手当を満額もらうために仕事を制限している人もいますね。
ですが…
児童扶養手当がもらえなくなったあとのことを考えていない人が多いんです!
例えば、現在28歳で2歳の子どもがいる場合、子どもが18歳になるまでの16年間は受給できますが、それ以降はピタッと給付が止まります。
そのときの自分の年齢は44歳になっているんです。
44歳になってから、減った分の収入を補うのはかなり難しいことですよね。
ということで、
若い時は苦しいかもしれませんが、将来のことを考えると、児童扶養手当を基準に考えるのではなく、自分のキャリアも考えながら収入を確保していくことが重要なんです!
そのためには今のうちから資格を取得して、長い目でのキャリア設計がポイントです!
将来のために『出来ること』をやっておこう!
私も1人親なので、日々の生活の大変さはわかります。
子育てをして、仕事をして、家事をして…。
自分の時間なんてほとんどない状態かもしれません。
それでも、将来のことを考えるとお金は切っても切れない話です。
そして、そのお金を稼ぐためには『今できることをやる』のが大切です!
保育料も無償化となり、子どもが小さいうちは、そんなにお金がかからなくなりました。
少しでも生活に余裕があるときに将来を考えた行動をするのが大切で、それが『資格の取得』だと私は考えています!
資格って必要?シングルマザーの資格事情
求人情報を見てみると『未資格・未経験』という募集条件はよく目にすると思います。
このように、資格がなくても働くことはできる状況で『あえて資格を取る意味』について考えてみましょう!
そもそもシングルマザーの収入ってどれくらい?
厚生労働省が実施している『平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果』によると、母子世帯の平均年収は約200万円となっています。
養育費や各種手当も含まれている中での200万円となっているんです。
また、家計や仕事に対する悩みも父子家庭に比べると高くなっていることを考えると、『お金の問題』がシングルマザー全体の悩みになっていることがわかります。
しかし、年収が400万円以上の母子家庭も全体の10%近くはいるのも事実です。
例えば、『自分、娘、息子』という3人家族で年収が400万円もあれば生活はめちゃくちゃ楽になりますよね!
旅行に行ったりだってできます!
母子家庭だから年収は200万円が限界…なんてことはないんです!
資格が役に立つの?
厚生労働省が実施している調査に『ひとり親世帯の親が現在有している主な資格 』というものがあります。
資格あり | 資格なし | |
平成23年データ | 55.7% | 44.3% |
平成28年データ | 61.2% | 34% |
平成28年の調査が最新になっているのですが、『資格あり』の傾向が年々高まっていることがわかります。
5年毎に調査されているので、最新の情報はわかりませんが、ひとり親世帯が増加してきたことや、女性の社会進出を考えると、『資格あり』が増えていると予想できます。
そして、『資格が役に立っている』と解答した人は74.2%となっていて、圧倒的に資格を取って良かったと感じていることもわかります。
シングルマザーが取って良かった資格とは?
厚生労働省の調査結果には、実際にシングルマザーが取得して役に立っていると評価されている資格も紹介されています。
- 看護師:97.4%
- 准看護師:94.1%
- 介護福祉士89.1%
この他にも『教員』や『保育士』、『美容師』、『簿記』も取って良かったと感じている人が多数を占めています。
ただし、看護師は最低3年、准看護師は最低2年は学校に通わなければ受験資格がないため、厳しい道のりとなってしまいます。
また、介護福祉士も受験資格が厳しく既にシングルマザーとして生活している人にとって、取得難易度がかなり高い資格となってしまいます。
そこで、これから資格を取るために大切な考え方は、
- シングルマザーがこれから取得できる資格
- その中でも就職に強い資格
- さらに、収入アップにつながる資格
これらがシングルマザーにとっての『オススメの資格の条件』になります!
収入アップにつながる!シングルマザーにオススメの資格
資格の中には、
- だれでも簡単に取れる(講習を受けるだけで取れる資格もある)
- 1カ月くらいの勉強で取れる難易度の低いもの
- 数か月以上勉強して取れる資格
- 受験資格を得るのが難しい資格
- 何年もかかって取れるような超難関資格
資格は種類もたくさんあり、そもそも使えない資格もたくさんあります。
ってことで、この記事で私がオススメする資格は、
- シングルマザーでも取りやすい資格
- 収入アップに繋がる!
- 就職で有利になる!
- 女性が働きやすい仕事に繋がる!
この4点を重視しています!
社会保険労務士は女性の平均年収が555万円!
難易度が高い資格ですが、社労士は女性に最もオススメの資格です!
- 男性の社労士よりも女性の社労士の方が年収が高い
- 社労士の3分の1は女性
- 就職に有利(独立・開業も可能)
- 学校に行かなくても受験資格が得られる
というように様々なメリットもありますが、『非常に難しい』というデメリットもあります。
というのも、合格率は6%前後しかなく、ちょっと勉強したくらいでは絶対に合格ができない試験でもあります。
その分、資格を取得したときのメリットは大きくなるため、目指す価値は十分にあります!
また、年収も高く、将来的には独立や開業も目指せるため、子育てが終わったあとの第2の人生を充実させることもできます!
受験資格 | 短大卒と同程度の学歴一定の実務経験行政書士合格者 |
試験日 | 年1回8月 |
問題形式 | 選択式40問択一式70問 |
受験料 | 9,000円 |
合格率 | 6%前後 |
行政書士の資格があれば受験資格ができるため、『社労士+行政書士』というダブルライセンスになるのも大きいですね!
行政書士の資格だけでも就職が有利になるので、最終的には社労士を目指しつつ、失敗しても行政書士で働くこともできますね!
今回紹介する資格の中で最も難しい試験ですが、それだけ価値のある資格です!
登録販売者は就職で有利!しかも収入アップ!
登録販売者は、薬局やドラッグストアなどで『医薬品』を販売できる資格のことです。
この資格がないと医薬品を販売することができないため、登録販売者は企業からしてみると絶対に必要な存在となります。
難易度も高めの部類になりますが、社労士に比べるとかなり難易度が落ちるため取りやすい資格となっています。
受験資格 | 誰でも受験できる |
試験日 | 都道府県によって決まっている |
問題形式 | 択一式 |
受験料 | 12,800円~18,000円前後 |
合格率 | 40%前後 |
受験資格がなく、誰でも受験可能で合格率も40%です。
子育てや仕事の合間で少しづつ勉強していくことで合格は可能になってきますね!
給料も高めに設定されることが多く『資格手当』を支給していることもあります!
また、全国どこでも薬局やドラッグストアはあるため就職にも困らず、しかも登録販売者という資格のおかげで就職でも有利になります!
宅建があれば不動産業界で有利になる!
宅地建物取引士(宅建)もシングルマザーにオススメの資格の1つです。
マンションやアパートの契約書への記名・押印や、賃貸契約時の『重要事項説明書』の説明を行うのが宅建士の仕事になります。
オシャレなアパートや、女性の入居者など、『女性の宅建士』の需要は高まってきていますし、お客さんと近い距離で接することも多いため『やりがい』があるのも宅建士の魅力です!
ただし、不動産業界はどうしてもお客様目線となってしまうため『土日や祝日』も仕事になることが多いこともあります。
資格としての魅力は高いですが、勤務場所によって働きやすさは変わってくるので、事前に『就職先の候補』を探してリサーチしてから勉強を始めましょう!
受験資格 | 誰でも受験できる |
試験日 | 年1回(10月第3日曜日) |
問題形式 | 4択マークシート |
受験料 | 7,000円 |
合格率 | 15%前後 |
事務職への就職なら簿記は必須!?
女性が働きやすいのが事務職ですね!
そんな事務職への就職で有利なのが『簿記』です!
厚生労働省の調査でも『取って良かった資格』で簿記は上位にランクインしているため実用性も高いのが特徴です!
簿記3級 | 簿記2級 | |
受験資格 | 誰でも受験できる(同日受験も可能) | |
試験日 | 年3回(2・6・11月) | |
受験料 | 2,850円 | 4,720円 |
合格率 | 30~50%前後 | 15~30%前後 |
試験は年に3回実施されているので、その分合格チャンスが多く取りやすいのも簿記の魅力ですね!
簿記3級でも就職で有利になることもありますが、これからの収入などを考えると、取得するなら2級以上を目指すのがオススメです!
そのほかにも医療事務や調剤薬局事務といった『事務職』もありますね。
就職のしやすさで考えると評価が高く、取得難易度も低いですが、『将来的な収入アップ』の面で考えるとイマイチとなってしまいます。
女性にオススメの資格ですが、どちらかというと主婦などにオススメの資格になり、シングルマザーにはあまりオススメできない資格なんです。
気になる人は↑の記事で医療事務について紹介しているので参考にしてみて下さい。
プライベートでも役立つ、ファイナンシャルプランナー!
私も取得しているFPもシングルマザーにオススメの資格です!
金融業界や保険業界への就職が有利になるなどの仕事でのメリットはもちろん、プライベートでも活かすことができる資格でもあります。
私もFP資格のおかげで自身の家計を見直すこともできましたし『ライフプラン』を考えることもできました!
税金のことや各種手当のことだけでなく、教育費用や生活費など『お金に関すること』すべてを、しっかりと考えられるようになるのはメリットだらけです!
家計や貯金、将来のことに漠然とした悩みがあるなら取得して損はない資格ですね!
まとめ
- 子どもの将来のため
- 貯金をするため
などの理由から『資格を取得』して就職を有利にしたり収入アップを考えている人が多いですが、
『自分自身のため』にも資格を取ることをオススメします。
私もひとり親で3人の息子を育てていますが、『いつも子どものため』という考えじゃ、いつか疲れつきてしまいます。
子どもの為に収入をアップさせるという理由だけでなく、『収入アップして自分自身も楽しく幸せに生活するため』というように、自分のために考えてもいいと思います。
シングルだって、1人の人間ですからね!