転職や再就職のため求人案内を見ていると『PCスキル』と書かれていることが多いですよね。
特に事務系の仕事に就きたい場合、PCスキルはほぼ必須となっています。
でもPCスキルは履歴書や面接のときに聞かれたとしても客観的に証明することができず、『ホントにできるかなぁ?』と採用担当の人に思われてしまうことも…。
PCスキルは客観的に『できることを証明』することが非常に難しいんです!
そこで『MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)』という資格が役に立ってきます!
ワードやエクセルを作っている、マイクロソフト社が認めている唯一の資格がMOSなんです!
客観的にPCスキルがあることを証明することができますし、もちろん履歴書に書くこともできます!
転職や再就職でガッツリ有利になるんです!
ってことで、これからMOSについてもっと詳しく紹介していきます!
『PC系の資格を何か1つ取っておきたいなぁ』と思っている人も是非、読み進めていって下さい!
MOSってどんな資格?取る意味はある?
MOSは『マイクロソフトオフィススペシャリスト』の略で、仕事で使われているワードやエクセルといったオフィス系を使えるという証明ができる資格です。
特に、事務系の仕事に就きたいと考えているなら必須とも言える資格で、あるとないとでは転職や再就職時に大きな差になることもあります!
440万人以上が受験している知名度No1のPC系資格!
パソコンに関して全くの初心者でもワードやエクセルという言葉は聞いたことがあると思います。
パソコンを使う職場では当然のように使われているソフトですね!
とはいっても、家庭にパソコンがあっても使ったことがないという人が多いのも事実です。
年賀状を作るためにワードを使ったり、家計簿を自分で作るときにエクセルを使ったりしたことなければ、普段の生活ではほとんど使うことのないソフトともいえます。
パソコンは使えますか?←この質問に答えられる?
パソコンと全く関係のない業種につくなら、PCスキルについて聞かれることはないでしょうが、事務系の仕事に就く場合は、ほぼ間違いなく聞かれることになります。
面接時に、『パソコンは使えますか?』と聞かれたら、しっかりと返答できるでしょうか?
これって結構難しいことだと思います。
就職したい業種の『業務経験』があれば、仕事をするうえで必要なPCスキルがあることを採用担当の人に伝えることもできると思います。
また、採用担当の人も『あっ、経験もあるしPCスキルもちゃんとある人だな』と認識してくれます。
でも、未経験でパソコンスキルを客観的に証明する方法がない人は、『パソコンを使えますか? 』という当然のように聞かれる質問にも答えることができなくなってしまいます。
そこで、MOSを持っていれば『マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2013 Expertを取得しています』と言えるようになりますね。
パソコンスキルがあることを証明できる資格なので、これだけで面接時大きなアピールをすることができますね!
MOSは履歴書に書くのは恥ずかしいの?
MOSはオフィス系のソフトを使えることの証明になりますが、比較的簡単に取得できる資格です。
全くの初心者の人が独学でMOSを取得するのは難しいですが、これまでにオフィス系のソフトを使ったことがある人なら独学でも十分に合格を目指すことができます!
試験内容は実際にPCを使った実技試験ですが、基本的なことがわかっていれば合格は目指せるレベルとも言えます。
ってことで、
MOSを履歴書に書くのは恥ずかしいと言われることもあるんです。
でも、MOSを記入することは決して恥ずかしいことではありません!
企業が求めている『パソコンスキルがある人』というのは、ほとんどの場合、MOSレベルのスキルのことを言っています。
企業が本当にPCスキルを欲しているなら、
- HTMLやphpを使ってコーディングができる人
- サーバー言語を理解し、維持管理できる人
- Pythonなどの言語を使った開発経験がある人
って感じで、具体的にPCスキルを並べてきます。
ということで『パソコンが使える人』って条件であればMOSが求められることになりますし、その求められている資格を履歴書に記入するのは恥ずかしいことではないんです!
むしろ、採用担当の人にとってわかりやすく、安心感を持ってもらえますね!
MOSは実務ですぐに役立つ!
MOSのメリットには、『実務ですぐに役に立つ』というものがあります。
転職や再就職をすると、初日からガッツリと仕事を始めることも多く、そんなときにMOSで身に付けたスキルがあるだけですぐに仕事に入ることができます。
もしも、パソコンが全くの初心者の状態で『この資料をデータ化して、計算式も入れといて!』と指示されたら…かなり厳しいですよね。
MOSを勉強していれば、簡単な表計算はすぐに入力できますし、やり方次第で業務の効率化もできちゃいます!
MOSの試験の難易度や試験内容は?
MOS試験は毎月1~2回実施されていて、会場に用意されているパソコンを使って行う『実技試験』のみの試験になっています。
試験の科目はどれを選べばいい?
MOSはマイクロソフトのオフィス系の試験で、
- Word
- Excel
- powerpoint
- Access
- Outlook
Access(アクセス)は聞きなれないソフトかもしれませんが、エクセルでは管理しにくいような大量のデータ管理や、データベース化したりする場合に使うものですね。
Outlookはメール機能のことで、使いこなすことで仕事の効率化ができたりと、メール以外の機能がかなり充実しています!
このように、オフィス系のソフトを使いこなせると、それだけ仕事が効率化しますが、実際に仕事で使われているソフトはWordかExcelがほとんどです。
むしろ、Excelだけでも十分とさえ感じますね。
ってことで、MOSを受ける場合は、Excelを優先して受験しましょう!
就職先がWordも使いそうな業種であれば、Wordも合わせて受けておくといいですね!
試験の内容は?
試験の内容は、
【Wordのスキル】
スペシャリストレベル(一般)で得られるスキル
■文書の書式設定
フォントや段落、行間の設定、表の作成と操作など。■オブジェクト(画像やワードアートなど)の挿入・設定
文書にオブジェクトを入れる、入れたオブジェクトの書式設定をするなど。■文書の印刷設定
印刷のための文書設定など。エキスパートレベル(上級)で得られるスキル
■高度な書式設定
スペシャリストよりも高度なレベルの書式適用など。■参考資料の作成
索引の作成、引用文献一覧の作成など。■差し込み印刷の実行
差し込み印刷の実行や管理など。【Excelのスキル】
スペシャリストレベル(一般)で得られるスキル
■シートの印刷と設定
Excelシートを印刷するための設定や印刷方法。■セルのデータ作成
セルや、セルの範囲へのデータ作成など。■セルの書式設定
セルの表示方法や色の設定など。■グラフの作成
セルに入力したデータからグラフを作成、編集するなど。■数式・関数の適用
セルに数式(計算式)や関数を入れてデータを集計するなど。エキスパートレベル(上級)で得られるスキル
■ピボットテーブルの作成
ピボットテーブル(複数の項目のデータを集計するExcelの機能)の作成や編集、管理など。■高度な数式設定
数式への関数適用、関数を使用した数式の分析やデータ検索など。出典:ユーキャン
上記のように、
スペシャリストレベルとエキスパートレベルの2種類があります。
これから始めてオフィスの勉強をする人にとっては、『なんだか難しそうだなぁ』と感じるかもしれませんが、スペシャリストはオフィスを使ううえで最低限必要なスキルが試験範囲となっています。
難易度的にも比較的カンタンな部類になりますね!
一方のエキスパートは、基本を分かったうえで応用力的なスキルも求められる試験になっています。
基本がわかっていないと、合格するのは難しいと言えます。
どちらのレベルからでも受験は可能ですが、全くの初心者がいきなりエキスパートレベルに合格するのは難しいので、スペシャリストレベルから順番に取得していくことをオススメします。
試験はソフト1つにつき1資格!
複数のオフィス系ソフトがありますが、試験は1つのソフトにつき、1試験になっています。
例えば、ExcelとWordのMOSを取得したい場合は、それぞれの試験お受けて合格しなければなりません。
『えっ?思ったよりも大変そう…』と感じたかもしれませんが、WordもExcelも全てマイクロソフト社が作ったアプリケーションです。
共通的な操作方法もあるので、1つのソフトを勉強すれば、もう1つのソフトも自然とスキルが上達していくので、イメージほど難しいことはありません。
資格に有効期限はあるの?
MOS資格に有効期限はありません。
一度合格すればずっと有効な資格になります。
が、注意点もあります。
MOSを取得すると『マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2013 Expert』というように、ソフトのバージョンが資格名となります。
2020年のバージョンが公開されれば、2013年のMOS資格は古くなってしまうんです。
この場合は、再度受験して新しいバーションのMOSに合格しなければ更新されません。
MOS資格に有効期限はないけれど、年数がたてば実質、有効期限が切れた資格のようになってしまうんです。
どんな人が受けているの?受験資格はあるの?
MOSを受験している人は20歳以下~30歳までの人が約60%近くを占めていて、残りの40%は幅広い年代の人が受験していて、50歳以上の人も受験していたりします。
幅広い年代の人が受験している背景には、
若い世代だからパソコンが使えないといけない!とか、年配の人はパソコンはできなくても大丈夫!って時代ではなくなってきているからです。
誰でもパソコンの基礎スキルは持っていなければ通用しない社会になっているんです。
『今からパソコンの勉強をしても覚えられない…』と思っている人もいるかもしれませんが、こうやってスマホを使ってブログを読めているなら、MOSを取得することはできます!
MOSの勉強方法は?独学でも大丈夫?
MOSの試験は、WordやExcelを使った実技試験のみになっています。
これまでに仕事でこれらのソフトを使ったことがある人は、独学で勉強していけば十分に合格できます!
先述した、試験範囲がありますが、あの試験範囲を見て『あ、これなら大丈夫!』と感じた人は独学で対策をしておけば大丈夫ですね!
しかし、ほとんどパソコンを使ったことがない人が独学で勉強していくのは難易度が高いと言えます。
私も仕事でパソコンをよく使いますし、特にExcelは毎日絶対に使っています。
自分で言うのもなんですが、職場でもExcelがかなり出来る方だと思います。
ってことで、後輩にExcelを教える機会も多いのですが、プライベートでパソコンを使っている人でもExcelやWordを1から教えるのは結構骨が折れます…。
もちろん、ある程度教えればあとはコツを掴んで自分でスキルを伸ばしていけてますが、最初のとっかかりで躓くとソフトを使えるようになるまでかなりの時間がかかるでしょう。
ということで、
- オフィスソフトを使ったことがある人は独学!
- 全くの初心者はパソコン教室や通信講座を利用する!
って方法で勉強していくのがオススメです!
独学にオススメの本
独学でMOS合格を目指すときのポイントは、合格することが1番ですが、合格後も継続的に使っていけるテキストを選ぶことです!
Microsoft Excel 2019 基礎 (よくわかる) 新品価格 |
私は毎日Excelを使っていますが、それでも本で確認したり、ネットで検索して調べることが多いです。
機能が多いですし、関数を覚えきるのはかなり難しいことですからね。
MOS合格後も、Excelを使って仕事をしていくことを考えると、MOS対策のためだけにテキストを買うよりも、MOS合格後も勉強しやすいテキストを選ぶほうがコスパが良くなります!
パソコン教室はもったいない…
パソコン教室で勉強する方法もありますが、費用が高額になってしまうデメリットがあります。
さらに、勉強する時間や場所が決まっているため、都合を合わせるのが大変ってこともあります。
勉強のしやすさやコストパフォーマンスを考えるとあまりオススメの方法とは言えないんですね。
全くの初心者なら通信講座もあり!
独学でも合格を目指せるのがMOSですが、全くの初心者が独学で勉強するにはけっこうな時間がかかってしまいます。
何から勉強すればいいのかもわからないですし、勉強方法も想像がつきにくいと思います。
ユーキャンのマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座は1カ月で合格を目指せるようにカリキュラムされていて、図がたくさん使われていて初心者の人にもわかりやすいのが特徴です!
また、講師に質問できるのもユーキャンの魅力です!
パソコンの勉強は躓いたら、とことん躓いてしまい前に進めなくなってしまうこともあり、知っている人に聞けば数秒で解決できることでも、初心者だと数時間くらいかかってしまうことだってあります。
私も仕事で初めてExcelを使うときはやたらと時間がかかってしまったのを覚えています。
そして、教える立場になった今でも『やっぱり最初は難しいよなぁ』としみじみ感じます。
パソコン教室と比べると通信講座は安くおさえることができますが、それでも『それなりの費用』になってしまいます。
自分のパソコンスキルとMOS合格までの期間、費用を考えて利用するようにしましょう!
まとめ
MOSは、パソコンスキル(ワード、エクセル)を使えるという客観的な証明になるので就職や再就職でも有利になる資格です!
特に、これから事務系の仕事を目指す場合は『パソコンが使えること』はほぼ確実に要求されることになりますね。
MOSの資格は、希少性などを武器にする資格ではなく、自分のスキルを証明する資格です。
- 自分がどんな仕事をしたいのか?
- どんな仕事に就きたいのか?
上記のことを考えてから、MOSを取得するかどうかを決めていきましょう!
勉強方法は、
- パソコンの経験がある程度あるなら独学
- 全くの初心者に近い場合は通信講座
がオススメの勉強方法になります!