歯科助手の仕事内容は？資格のメリットや歯科衛生士との違いとは？ │ もなかのFP小屋。

歯科助手は、その名の通り『歯医者さんの助手』が仕事内容ってイメージがありますよね。

でも、実はその仕事内容は幅広く、医療事務と同じように受付や会計、レセプトの作成も歯科助手の仕事内容なんです。

また、歯科助手の求人を見てわかるように、『未経験、実資格』でもできるのが歯科助手という仕事なんです。

歯科助手は医療系の資格の中でも人気ですが、

歯科衛生士と何が違うの？
歯医者さんの助手ってなにするの？
事務仕事もするの？
資格はあった方がいいの？

というように様々な疑問もあると思います。

ということで、

仕事内容や、資格を取るメリットなどなど。歯科助手について徹底的に紹介していきます！

1. 歯科助手の仕事内容って？
- 1.1. 歯科医のアシスタントって具体的にはなにをするの？
- 1.2. 治療器具の消毒や滅菌も歯科助手の仕事！
2. 歯科助手のデメリットってあるの？
3. 歯科助手のメリットは？
4. 歯科助手は資格を取るべき？
- 4.1. 資格があったほうが断ぜん有利になる！
- 4.2. 将来のためや、いざというときのためにも資格はあった方がいい！
5. 歯科助手の資格の取り方や勉強方法
6. まとめ

歯科助手の仕事内容って？

歯科助手の仕事は、

受付・会計・レセプトの作成
歯科医のアシスタント
治療器具の洗浄や滅菌

上記がメインの内容です。

会計やレセプトの作成と聞くと『医療事務』や『調剤薬局事務』を思い浮かべると思まいますが、歯科助手は医療事務の仕事内容に加えて、いろいろな仕事が業務内容となっているんです。

歯科医のアシスタントって具体的にはなにをするの？

アシスタントといってもそんなに身構える必要はありません！

診察の準備をしたり、歯科医のそばにいて治療器具を渡したりなどです。

歯科衛生士との違いが気になると思いますが、歯科衛生士は歯磨きの指導や史跡の除去など患者さんの口の中に手を入れて治療することができます。

歯科助手は患者さんの口の中に手を入れるなどの治療行為を行いません。

治療器具の消毒や滅菌も歯科助手の仕事！

歯医者さんに行ったことがある人はイメージしやすいと思いますが、治療中は様々な器具を使っていますよね。

それらの器具は当然ですが、そのまま使いまわさずにキレイに洗浄したり滅菌したりします！

これらの仕事も歯科助手の大事な仕事内容になるんです！

歯科助手のデメリットってあるの？

ここで紹介するデメリットを見て、『いやぁ…これだったら歯科助手はやめとこう』と思うかもしれません。

でも、デメリットもっかりと知っておかないと、実際に働き出してから後悔することになりますし、資格を取る前にデメリットを知っておかないと取得する意味もなくなってしまいますね。

患者さんに近い距離で接することになる

医療事務などの事務メインの仕事でも患者さんと接する機会が多いですが、それは事務手続きのシーンがほとんどです。

歯科助手は、医療事務の仕事に加えて、歯科医のアシスタントもすることになるので、患者さんとのっ距離はかなり近くなります。

特に、治療中に吸引機で唾液を吸い取るなどもアシスタントの役目なので、苦手な人はホントに苦手だと感じるでしょう。

血を見ることもある

治療中にアシスタントとして仕事をするため『血』を見る機会ももちろんあります。

歯の治療は血が出ることも多いため、『血はどうしても苦手！』、『血を見るとクラっときちゃう』という人は歯科助手には向いてないと言えます。

仕事が多く、覚えることもたくさんある

医療事務の仕事内容に加えて、アシスタントや治療器具の準備や洗浄もやることになるため医療事務などの仕事と比べるとやることが多くなってしまいます。

同時に覚えることも多くなるため、けっこう忙しくなります。

医療事務の仕事内容だけでも、レセプトの作成など専門的で責任の重い仕事がありますよね。

『病院で事務として働きたい』ってだけだったら、医療事務や調剤薬局事務のほうがオススメと言えます！

歯科助手のメリットは？

もちろん、歯科助手にしかないメリットもあります！

デメリットと一緒に考えて、歯科助手を目指すかどうかを決めていきましょう！

求人が多く、自由な働き方ができる！

近所の歯医者さんを思い浮かべてみてください！

パッと考えるだけでも数件の歯医者さんがあると思います。

全国には約5万の歯医者さんがあると言われており、コンビニのセブンイレブンの約2.5倍の数があります。

これだけ多くの歯医者さんがあるということは、それだけ求人が出ているってことになりますし、全国どこででも働く場所があるといえます。

勤務体系も

正社員
パート・アルバイト
派遣社員

とうように多様です！

ガッツリ働きたい人は正社員やフルタイムでの仕事を探せますし、子どもが学校や幼稚園に行っている数時間に働きたい人は、パートやアルバイトで歯科助手として働くことができます。

働き方に制限が出やすい女性にとって、歯科助手は大きなメリットがありますね！

医療事務よりも給料が高い！

医療事務の平均的な給料は15~17万円といわれていますが、歯科助手は17~24万円が相場と言われています。

医療事務の仕事プラスαが歯科助手の仕事になるので、給料も高く設定されることが多いんです。

17~24万円という金額の幅は、

勤務場所（都心は高く、郊外は安い）
勤務体系（正社員のほうが高い）

という理由からですね。ちなみに給料の平均は約21万円です。

未資格、未経験でも働ける！

資格がなくても働けるのも歯科助手のいいところですね！

未資格で働いていたとしても、それが実務経験になるので再就職するときにも経験をアピールすることもできます。

歯医者さんは予約制が多いので残業が少ない！

歯医者さんは予約制のところが多いため、時間通りに診察や治療が終わることが多いのも特徴です。

他の病院に比べると急患も少ないため急な残業がないのも歯科助手の魅力ですね！

特に、育児や家事を両立させている人にとっては、時間通りに仕事が終わるのは大切なポイントになりますね！

歯科助手は資格を取るべき？

未資格でも歯科助手として働くことができるため、『資格を取る意味ってあるの？』って疑問に感じると思います。

資格があったほうが断ぜん有利になる！

資格がある＝『歯科助手としての知識やスキルがある』という客観的な証明にもなります。

未資格・未経験の人を雇うときに『この人ホントに仕事できるかな？』と思うのは病院側としては当然のことですよね。

また、求人を出しているってことは、人手が足りず即戦力が欲しいと思っている証拠です。

そんなときに、未資格の人と資格者の人が面接に来たら…

どちらが採用されやすいかは明らかですよね！

将来のためや、いざというときのためにも資格はあった方がいい！

これから先の、再就職のときを考えると無資格でいるよりも『有資格』のほうが安心感がありますし、仕事もすぐに見つけやすくなります。

医療事務や歯科助手、調剤薬局事務は医療系の仕事のなかでも人気が高く、求人も多いのですが、その分ライバルが多いのも事実です。

求人を見て、応募してきた人が自分以外にもいた場合、資格を持っているのと持っていないのとでは大きな差になってしまいます。

また、『手に職』という意味でも、資格を持っていると、

いつでも働ける
どこでも働ける
好きな時間帯で働ける

というように、働き方の自由度が高くなります！

未資格でも働くことができますが、資格があるメリットは大きいですね！

歯科助手の資格の取り方や勉強方法

歯科助手の資格試験を確認しよう！

資格試験については、表にまとめてみました！

受験資格	特にない（誰でも受験可能）
試験日	年6回（奇数月の第4土曜日）
受験料	7,500円
試験内容	学科：マークシート	実技：レセプト作成（3つ）
合格基準	学科：70%以上	実技：各レセプトが50%以上かつ全体で70%以上
試験時間	学科：09:30~12:30	実技：13:45~14:45