調理師免許は国家試験の中でも受験資格や試験内容が比較的カンタンで、取りやすい資格と言えます。
しかも、『調理師の求人』は多いく転職や就職でも有利なだけでなく、将来的に自分のお店を持ちたいときにも役に立つ資格ですね。
一度試験に合格すれば、有効期限はなくずっとなくならないので、純粋に料理が好きって人も取得している人が多いですね!
そんな調理師免許ですが、資格の活かし方や取得方法、資格を取る意味など気になることもたくさんあると思います!
ってことで、調理師免許についてもっと詳しく紹介していきます!
調理師免許の取得方法!
調理師免許は誰でも取得できるわけではなく、一定の条件があります。
- 調理師養成施設を卒業する
- 調理師試験に合格する
まず、調理師養成施設はいわいる専門学校と呼ばれるものですね。
1年ほどで取得できることが多く、卒業すれば試験が免除されます。
一方の調理師試験に合格する方法ですが、
受験には調理の現場での実務経験が2年以上という条件があります。
飲食店や学校給食などの現場で通算して2年以上働いたあとに、調理師試験を受けるのが一般的な流れになります。
それ以外にも、パートやアルバイトで飲食店で調理をしていても受験資格として認定されます。
この場合も通算して2年以上の実務経験があれば大丈夫です!
ただし、職場ごとに『実務経験証明書』が必要になるので注意しましょう!
調理師試験の内容や難易度
国家資格なので難易度も高いというイメージがありますが、
試験は学科試験のみで全て4択のマークシート式になっています。
というのも、調理師は食品の「栄養」や「衛生」「適切な調理法」などの知識を持ち、安全な料理を作ることができる調理のプロという位置づけです。
実務での調理経験があるので、試験では学科のみが問われることになるんです。
試験は複数回受けることができる
調理師試験は各都道府県ごとに6~11月に実施されます。
試験日は都道府県によって異なるので、
- 東京で受験→不合格となっても、
- 埼玉で受験→合格
というように、掛け持ちで受験することが可能です。
試験日の詳しい日程については、事前にしっかりと調べておく必要がありますが、合格するチャンスは1回だけではないので合格しやすい資格とも言えますね。
調理師免許の活かし方や仕事内容は?
求人サイトで『調理師』をキーワードにして調べてみると多くの求人が見つかります!
飲食店だけでなく、学校や保育園・幼稚園、介護・福祉・病院など多くの場所で働くことができます。
『飲食系』で働いていきたいと思っている人は調理師免許は必須の資格となります!
資格がなくても働けるの?
調理師免許がないとホテルや学校の厨房で働けないイメージがあるかもしれませんが、実は調理師免許がなくても厨房で働くことはできますし、料理長にもなれます!
また、将来的に飲食店を経営したい場合でも調理師免許がなくても開業することができます。
では調理師免許を取る意味はなんでしょうか?
調理師免許を取得するためにやった衛生や安全、適切な調理法という知識が役にたっているという意見が多いのが印象です。
調理師免許がなくても、飲食関係の仕事もできますし、自分のお店を持つことも可能です!
でも、調理師免許で学んだ知識やスキルは必ず役に立っているんですね!
求人が多い調理師だけど、ハードワークになりやすい
外食産業が発展したことと、食に対する意識の変化から『調理師』の需要は高まっています!
求人数を調べてみるとわかりますが、めちゃくちゃ多くの企業が調理師を求めています。
その分、需要が高くなりますし、会社によっては資格手当を用意しているので、給与アップにもつながります。
しかし、飲食業界の人手不足から仕事内容がハードになりやすいというデメリットもあります。
資格を取得してからの職選びは慎重に行う必要があります!
他の資格と組み合わせて価値を高めていく!
食に関する資格は他にもいろいろありますね!
例えば食生活アドバイザーと組み合わせることで食に関する提案に幅がでてきますし、薬膳コーディネーターと組み合わせることでより専門的な料理を提供することもできます!
また、調理師として6年以上の実務をつめばワンランク上の『専門調理師』に挑戦することもできます。
実技試験もあり、難易度も高くなるので調理師よりも価値が高くなる資格です!
1つの資格だけだと、他の調理師と競合してしまうので、『調理師+〇〇資格』というように掛け合わせて自分自身の価値を高めていくのが資格を上手に活かすポイントです!
自分のお店を持ちたい!夢のための第一歩として
飲食業界で働いていると、『いつかは自分の店を持ちたい』と考えるようになりますよね!
飲食店は、
- 保健所の承認
- 食品衛生責任者の資格
この2つがあれば、開業することができます。
調理師免許は絶対に必要ではないんです。
ただし、『保健所の承認』は調理師免許を持っていれば免除されることになります。
また調理師免許があると、独立のときの開業資金の融資を受けやすくなるというメリットもあります。
調理師免許を取得する過程で、大切な知識やスキルも身に付けられるので、夢への第一歩として調理師を取得を目指していきましょう!
私生活でも役立つ資格
飲食業界で働かなくても調理師免許はプライベートでも活かすことができます!
普段の料理にも知識を活かすことでレパートリーが増えたり、栄養バランスを考えて家族に美味しいご飯を食べさせてあげれるようにもなります。
料理がもともと好きで、さらに上手になりたいという人にも調理師はオススメの資格です!
調理師免許の勉強方法!
調理師免許の取得方法は先述したように、
専門学校に通って取得する方法と、試験に合格する方法の2つがあります。
時間やお金に余裕がある場合は専門学校に通ってみっちりと調理に関する勉強をしたほうがいいですが、大人になるとなかなか難しいこともあると思います。
とくに学校に通う時間を作るのが大変ではないでしょうか?
夜間学校という方法もありますが、卒業までに1年半ほど期間がかかってしまいます。
ということで、
『試験合格を目指す』のがオススメです!
調理師免許の試験範囲
調理師試験の範囲は、
- 調理理論
- 食品衛生学
- 公衆衛生学
- 栄養学
- 食品学
- 食文化概論
全部で6科目あります。
国家資格ということもあり、出題範囲が広くそれぞれを効率的に勉強していくことが大切です。
また、試験は学科のみなので、基本的にはテキストを読み込み覚えていく勉強方法になります。
独学でのおすすめテキスト
試験範囲がひろく、勉強することが多いですが独学でも調理師合格は目指せます!
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試験はマークシートの学科試験なので、独学で勉強する場合は、ひたすらテキストを読み込むことが大切です!
テキストを読み込むだけでなく、問題集をといて慣れることも試験合格のコツです!
調理師試験の対策テキストはたくさん出ているので選ぶのに迷ってしまいますが、複数のテキストを読むよりも、1種類のテキストをとことん覚える方が効率的です!
通信講座で効率的に勉強する
通信講座のメリットは、
- 要点がまとめられたテキストで勉強できる
- 問題集や模擬試験が充実している
- 頻出項目がまとめられていて合格しやすい
などのメリットなどがありますね!
特に、調理師の試験は出題される科目が多く、覚えることも多いので要点や頻出項目がわかりやすくまとめられているのは合格率に直結します。
学生時代ならともかく、社会人になってから新しく勉強して資格取得を目指すのは大変なことです。
勉強時間も限られてくるので、いかに効率的に勉強できるかがカギになりますね!
まとめ
調理師免許は国家資格の中でも比較的とりやすい資格ですし、活かせる場も多いというメリットもあります。
飲食関係の仕事がしたいなら必須とも言える資格ですね!
スキルアップや給与アップ、転職や就職など活かせるシーンは多く、将来的な開業を考えると取る価値も十分にあると言えますね!
取りやすい資格とはいえ、しっかりと勉強して対策しておかないと簡単には合格できないので、自分に合った勉方法で試験合格を目指していきましょう!