- 今の仕事をやめたい
- 体力や体調的にもデスクワークが中心な仕事がしたい
- 働きやすい環境に転職したい
というように、事務職に転職したい理由はいろいろあると思います。
そこで不安になってくるのが、『資格がないと転職は難しい?』、『事務職への転職に有利な資格ってあるの?』ってことではないでしょうか?
ということで、
これから事務職に転職したい人が『絶対に知っておくべきこと』を徹底的に紹介していきます!
資格がないと転職できないの?
ぶっちゃけ事務職に絶対必要な資格はありません!
『えっ?じゃあ資格取らなくてもいいの?』
って思いますよね。
でも、もうちょっと深く考えていくと資格が必要だとわかってくるはずです!
事務職ってどんな仕事?求められるスキルは?
事務職と聞くと、
データ入力などの単純なパソコン作業だったり、事務用品や会社の消耗品を管理する人ってイメージがあるかもしれません。
極端な人は『庶務とかの雑用的な人?』ってイメージを持っている人もいます。
でも、私が思う事務職って『会社の顔』であり『縁の下の力持ち』です!
電話対応をしたり、お客様と接する機会が多い事務職の人は『まさに会社の顔』とも言える存在ですね!
また、同僚や上司の人が気持ちよく働いたり、仕事を効率化するためにも事務職のサポートが必要になってきます。
ということで、パソコン処理能力だけでなくコミュニケーション能力や接遇マナーなどのスキルも求められるのが事務職となります。
就職したい事務職ってどんな事務?
事務職にも種類がたくさんあります!
一般、経理、営業、総務、人事、労務、学校、医療、貿易というように、会社ごとに『事務職の人』がいるので業種も様々ですし、大きな企業だと事務職だけでたくさんの部署があります。
ってことで、
『事務職に転職したいなぁ…』って単純に考えるんじゃなく、
『〇〇系の事務がしたい!』、『〇〇会社の事務がしたい!』というように、転職したい業種や会社を具体的にすることから始めるのがポイントです!
ある程度、具体的になったら必要な資格やスキルを調べて準備をしていくというステップで考えていきましょう!
最終目的は転職ってことを忘れてはいけない!
なんとなく資格がないと転職が厳しそうというイメージから資格を取得する人がいます。
『何かいい資格ないかなぁ』と探して取得した資格は、『結局あまり役に立たなかった』ってことになる可能性が高いんです。
最終目的は『事務職への転職』なので、
- 資格を取得する
- その資格で転職できる求人を探す
という順番ではなく、
- 転職したい仕事を見つける・探す・考える
- 資格が必要なら取得する
という思考が大切です!
資格はあくまでも転職するための手段や武器という位置づけです。
先述したように、資格がなくても事務職への転職は可能なので、まずは『転職したい事務職』を探したり、考える始めましょう!
30代以降の転職は資格は絶対必要!
企業が、30代以降の人材に求めることは『即戦力』や『経験・スキル』です。
中途採用するだけの魅力やメリットがないと、なかなか採用してもらえません。
事務職での経験が豊富なら『即戦力』を期待して採用される可能性は高いですし、『資格』を持っていればそれだけで採用されやすくもなります。
しかし、事務職の経験がなく資格もないとなると、まず採用されません!
30代以降の人が事務職に転職するためには『資格は絶対に必要』です!そして、実務経験があると完ぺきです!!
事務職への転職が有利になる資格って?
未資格でも、事務職への転職はできますが、資格があれば転職の可能性は高くなりますし、『良い条件』の転職ができるようになります。
やりたい仕事・好きな仕事をやるのは大切なことですが、『給料』も重要なことです。
少しでもいい条件で、希望する会社への転職するためにも資格は強い味方になってきます!
共通的に『有利な資格』ってあるの?
- とにかく事務職に転職したい!
- 今は事務職だったらなんでもいい!
って人もいると思います。
このような『事務職』という広いくくりで考えていくと『共通的な資格』が欲しいと思いますよね。
ここでは、どんな事務職でも汎用性がある資格を3つ紹介します。
- 簿記(2級以上)
- MOS
- 秘書検定(準1級以上)
上記の3つの資格はほとんどの事務職でも共通して役に立つ資格です!
1番汎用性が高いのが簿記!
簿記は『会社のお金の流れ』がわかるようになる資格で、主に経理部署で活躍できる資格です。
また、事務職の求人を探してみると、『簿記2級以上』という条件が非常に多くなっています。
事務職の中でもっとも汎用性が高いのが簿記なんです!
事務職希望ならパソコンスキルは必須!
求人情報に『パソコンができる人』といった条件を目にすることがあると思います。
この条件ってっかなりアバウトですし、人によって『できる・できない』の基準がバラバラです。
事務職はパソコンを使った仕事が多くなるため、ExcelやWordなどのスキルは必須です!
たまに、Excelで表を作ってアナログ計算をしている人もいますが、Excelをきちんと使えれば『どれだけでも仕事を効率化』することができます!
企業としても、Excelでポチ…ポチ…って作業をしている人よりも、『カチャカチャカチャ、ドーン!』って感じでサクサクと仕事ができて効率化できる人を求めています。
*わかりにくい表現ですいません
そこでMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)という資格が役立ってきます。
ExcelやWordなどのオフィス系のソフトを使えるという『客観的な証明』にもなり、パソコンが使えるという証拠にもなります。
実際、企業の採用担当者も『MOS』を重視していることが多く、評価が高くなっています。
MOSは取得しやすく、評価されやすいという優秀な資格なので、オススメです!
プラスαの評価!秘書検定!
秘書検定も事務職への転職で有利と言われている資格ですね!
とはいっても、『簿記と秘書検定ってどっちが転職に有利ですか?』という質問に対しては、『圧倒的に簿記!』という意見です!
秘書検定は、ビジネスマナーや電話対応、話し方などの職場常識が身に付く資格です。
こういったスキルは社会人なら絶対に身に付けておくべきスキルですし、職場マナーができる人は『人柄』も評価されやすくなります。
また、面接のときも秘書検定のスキルは役立ってきます。
秘書検定があれば事務職に転職できる!ってのは厳しいですが、【簿記2級+秘書検定】というように付加価値としては優秀な資格です。
20代前半~半ばの人は取得しておくと就職だけでなく、社会人として働いていく上でも役立つ資格になります!
特化した資格で転職しやすくなる!
事務職はほとんどの会社が必要としている人材なので募集が多いですが、その分ライバルが多いのも事実で、給料や勤務時間の条件が良い求人はライバルが多くなりやすいんです。
また、企業の立場で考えると
未経験・未資格者よりも、経験者・有資格者
↓
汎用的な事務スキルよりも、業種にあった事務スキル
↓
事務だけでなく、自社の仕事がわかっている人
ってなります!
事務だけという1つの視点で見るのではなく、会社全体を見たうえで事務ができる人は会社にとって魅力的な人材になります!
ということは…
『転職を希望する業種に関係する資格』があると転職がかなり有利になります!
不動産業界なら宅建!
不動産会社は、『従業員の5人に1人は宅建士でなければならない』という厳しい決まりがあるため、宅建取得者の需要が高いんです。
同時に、事務作業も多くなりやすい業種ですよね。
宅建は難易度も高く、苦労する資格ですがこの資格があるだけで転職の幅が一気に広がる優秀な資格です。
保険業界だけじゃない!汎用性も高いFP資格
保険のセールスレディの必須資格と言われているFPですが、FP資格は保険や金融業界だけではなく、『事務職』としても役立つ資格になります。
会社での福利厚生や人事事務、総務事務などの部署でもFPが活躍できるシーンはたくさんあります。
FPが扱う範囲は、個人のマネープランだけでなく『税金・不動産・投資・保険』とうように幅広く、事務職でも必要とされるものでもあります。
採用担当差からの評価も高いため、転職活動でも有利になる資格です!
医療関係への転職なら医療事務資格が超有利!
病院での受付・会計・レセプトの作成をするのが医療事務の仕事ですね!
医療事務は事務職の中でも『低めの給料』になってしまいますが、その分働きやすいという大きなメリットがあります。
病院は全国どこにでもあるので転職するときに選びやすいですし、勤務時間の融通が利きやすいんです。
医療事務系の資格は複数あり、どの資格にすればいいか迷いますが、最終目標は『診療報酬請求事務能力認定試験』を目指すのがオススメです。
医療事務系の資格の中でも最難関とされる資格で、『資格手当』を用意している病院もあるくらいです。
まとめ
- 今の仕事を辞めて事務職に転職したい
- 長く働ける事務がしたい
- 働ける時間の関係上、事務職に転職しないと厳しい
というように事務職へ転職したい理由はさまざまだと思います。
事務職への転職は、資格がなくてもできますが、条件が厳しくなったり、選択の幅が少なくなってしまうこともあります。
選択肢を増やし、条件の良い転職・自分の希望通りの転職ができるように『転職に有利な資格』は取得しておきましょう!
オススメは、【簿記2級+MOS】+【宅建orFP】です!