【2021年9月18日更新】
先生!FPについて、超カンタンに教えて下さい!
よろしい!
FPとはどんな仕事をするのか?だけでなく、
難易度や合格までの道のり、試験合格後の行動について解説していくぞ!
ファイナンシャルプランナーは、『暮らしとお金』の専門家(ホームドクターとも呼ばれている)です!
私たちの生活と『お金』は切っても切れない関係ですね!
お金に対する知識やスキルがあれば貯蓄もできますし、資産運用によってお金も増やすことができます!
また、将来に向けた資金計画も立てることができ、『充実した老後の実現』や『マイホームなどの夢の実現』だってできますね!
私たちの『身近なお金』の専門家がファイナンシャルプランナーです!
ということで、
これからファイナンシャルプランナーについてわかりやすく簡単に詳しく説明していきますね!
ファイナンシャルプランナーとは?3分で簡単に説明!
お金の専門家(ホームドクター)ということがわかりましたね!
でも、FPに興味を持ち、これからFPを目指すのなら、
- もっと詳しく
- もっと具体的に
ファイナンシャルプランナーのことを知っておきたいところです。
なぜファイナンシャルプランナーという資格があるのか?
ファイナンシャルプランナーは、海外では活躍している資格ですが日本では最近になってようやく知名度が高くなり始めた資格です。
知名度が高くなってきて注目され始めたのは、
将来に対するお金の心配が大きくなってきたからです!
老後資金や年金問題など、将来には漠然とした不安を多くの人が抱えていますね。
でも、漠然とした不安があっても具体的に何をして、どのように対策・準備をすればいいのかはわかりません。
そんな人たちの不安を解消し、一緒になってお金の問題を解決していくために、ファイナンシャルプランナーが活躍するようになってきました。
お金に関する相談は幅広い!
ファイナンシャルプランナーはお金に関する不安や疑問、問題の解決を『お客様1人1人』に合わせて行っていきます。
でも、
私たちの暮らしに身近なお金と言っても、その悩みや不安は幅広いですよね。
具体的には、
- 家計に関するお金の相談
- 貯蓄に対する相談
- 老後の資金計画や準備
- 教育資金の準備
- 年金問題
- 医療費
- 住宅ローン
- 株や投資信託などの資産運用
- 税金対策・節税
- 保険の見直し
- 介護の問題
- 相続問題
- 子や孫への資金援助
このように、幅広い不安や問題を解決するためには、FPにも幅広い知識とスキルが求められます!
FPができること・できないこと
お金に関する相談がメインの仕事になりますが、FPができることとできないことは細かく決められています。
- 税金に関する具体的な計算や税務申告の代理などの『税理士法』に規定される内容
- 弁護士でないのに、法律相談を行う
- 投資顧問契約を結んで、投資に関する助言をする
- 宅地建物取引業の免許がないのに、顧客の宅地や建物を売却する
- 保険募集人でないのに、保険の勧誘や募集をする
上記の行為は、FP業務の範囲外とされています。
*ちなみにFP試験で高確率で出題される内容です!
FPができる業務は相談にのり、過去の事例や金額などの一般的な説明にとどめられます。
FPになるために何をすればいい?
FPになるためには、具体的に何をすればいいんですか?
FPになるためにはFP技能士または、AFP・CFPを取得します!
要は資格を取得することですね!
FP資格といっても国家資格と民間資格があり、最初はわかりにくく感じると思います。
国家資格は、FP3級~1級のことで『FP技能士』と呼ばれています。一方のAFP・CFPは民間の資格になります。
資格取得の流れとしては、
①まずはFP2級を目指す!
②AFPを取得する!
③さらに上を目指すなら1級・CFPを目指す
という流れになります。
FP2級の受験資格を取得する!
FP2級の受験資格は、
- FP3級取得
- AFP認定研修の修了
- 実務経験2年以上
この3つのどれかになります。
FP3級取得⇒FP2級が一般的な資格取得までの流れになります。
しかし、上記の記事にあるように、AFP認定研修を修了させれば『3級を飛ばしていきなり2級』を受験することが可能になります。
最短で2級を取得したい人はAFP認定研修を修了させましょう!
認定研修について、詳しく知りたい人はコチラ↑の記事がオススメです。
AFPになるには?
FP2級合格とAFP認定研修の修了が条件です。
この条件を満たしていれば、試験を受けることもなく登録の手続きだけでOKです!
AFPはFP2級よりも保有者が少なく希少性があるので、FPとして活躍したい人は取得すべき資格ですね!
FP資格の更新や有効期限はある?
できれば、試験に合格したら一生有効で、更新などもしない資格の方がありがたいですよね。
安心して下さい!
FP2級は、一度試験に合格すれば資格の効力は一生ですし、面倒な更新等は必要ありません。
ただし、
AFPには更新や有効期限があるのでご注意ください。
ファイナンシャルプランナーの難易度
やっぱり…難しいんですか?
FPを目指す人が目標とするのがFP2級ですね!
合格率を見てみると3級で約80%、2級で約40%となっています。
3級は比較的カンタンですが、2級になると難易度は一気にあがります!
イメージ的には3級の3~4倍難しいのが2級ですね!
難しい理由は試験範囲
FPは『お金に関する幅広い相談』が仕事内容になります。
この幅広い相談に対応するために、試験範囲も幅広くなっているんです!
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- タックスプランニング
- 資産運用
- 不動産
- 相続・事業継承
科目1つ1つで覚えることがたくさんあり、勉強時間も『300時間』は必要とされています。
FP2級合格に必要な勉強時間はどれくらい?
FP2級合格のためには、一般的に300時間の勉強時間が必要と言われています。
コチラ↑の記事でも詳しく解説していますが、勉強時間は、人それぞれです。
ですので、自分はどれくらいの勉強時間が必要になるのか目安を知りたい人は是非、確認してみて下さい!
難しいからこそ資格に価値が出る!
試験範囲も広いので、
『難しそうだしFPは辞めようかなぁ』
と考える人もいますが、
難しいからこそ、FPという資格に価値が生まれるんです!
誰でも取れるような簡単な資格に価値はあるでしょうか?
そんな簡単な資格保有者に大切なお金の相談をしたいと思いますか?
難しいから諦めるのではなく、難しいから目指しましょう!
合格チャンスは多い!
難しいと言われている資格ですが、合格するチャンスは実は多いんです。
FP試験は年に3回あります。
1回落ちてしまっても約4か月後にはまた試験を受けられます。
さらにFP試験は学科と実技の2種類ありますが、1回目の試験で学科に合格すれば2回目の試験では実技だけの合格でOKなんです。
資格は一生有効!
FPの資格は一度取ってしまえば更新の必要はありませんし、費用もかかりません!
一度取ってしまえば一生有効なのも魅力の1つですね!
*AFPは2年毎に更新が必要で、年会費もかかります!
ファイナンシャルプランナーの年収はどれくらい?
実は、稼いでいる金額にはかなりの差があります。
200~300万円ほどの年収もいれば、1,000万円を超える年収の人だっています。
なぜ年収に差が出てしまうのかをもう少し掘り下げてみましょう!
FP+〇〇というダブルライセンスが多いから
FP資格だけで仕事をしている人もいますが、多くの人が【FP+〇〇 】というようにプラスαで資格を持っています。
金融関係 | 証券アナリスト、証券外務員 |
不動産関係 | 宅建、不動産鑑定士 |
ファイナンシャルプランニング | DCプランナー、社労士 |
保険業界 | 保険募集人 |
上表のようにFP+専門の資格を取得することにより年収をアップさせているんです!
他にも、税理士や公認会計士、司法書士、行政書士、中小企業診断士など。
FPと相性のいい資格はたくさんあり、その専門性により年収が大きく変わってきます!
営業スキルの違い
保険関係や不動産関係の仕事をする場合、『営業スキル』によって年収は大きく変動します。
言い方は悪くなりますが、
保険にたくさんの人を加入させれば年収はアップしますし、たくさんの不動産を販売できれば当然年収はアップしますね!
このように、『営業スキル』の差が年収の差にもなるんです。
セミナー講師や執筆活動
FPは意外と多くセミナーを実施していますし、いろいろな雑誌やWEBメディアに記事を執筆しています。
これらの収入も『年収』に差をつける要因になります。
AFP以上の資格なら、セミナーや執筆活動の仕事も増えてくるでしょう!
FP2級は転職や就職で有利になる?
就職や転職のためにFP2級の取得を考えている人も多いと思います。
FP資格が転職や就職でどれくらい効果があるのかを説明していくぞ!
FP2級を履歴書に書くと評価される?
ずばり!履歴書で評価されるかどうかは、『就職先の業種』によります!
保険や金融、不動産関係の仕事では、FP2級は評価されますが、FPとは関係のない業種ではあまり評価はされません。
また、資格自体の評価よりも、
- なぜFP資格を取得したのか?
- FP資格をどのように活かしたいか?
上記のことが大きく評価されます。
しっかりと目的を持って取得した資格はきちんと評価されるんです!
履歴書に書くときの注意点等は、上記の記事でまとめているので参考にしてみて下さい。
他のメジャー資格と、どちらが有利?
メジャーな資格としては、宅建や簿記ではないでしょうか?
コチラ↑の記事でも紹介していますが、
- 不動産業界への就職を考えるなら宅建(もちろんFPも有利)
- 事務職全般などの汎用性を求めるなら簿記
- 保険や金融関係ならFP
上記のように、転職や就職する業種によって、求められる資格の優先度は変わってきます。
自分の目指す就職先から、どの資格を目指すのかを考えてみましょう!
FPに向いている人はどんな人?
- 就職や転職で活かせる資格が欲しい!
- 仕事だけでなく私生活でも役立てたい!
- 老後が不安・心配
- 人の相談に乗るのが好き
上記に当てはまる項目があればFPに向いていると言えます!
FPは就職や転職で役立つ!
資格の知名度も高くなり、FPを求める企業も増えてきました!
特に、金融・不動産・保険ではバツグンの強さを発揮して面接などでもアピールポイントになります!
キャリアアップや独立もできる!
FPといっても、働き方は様々です!
執筆やセミナーで活躍する人や、ファイナンシャルプランナーとしてお客の相談に乗る人、社内FPとして会社内で総務や人事で役立てる人など。
FP取得でキャリアアップする人や、独立して活躍する人など、幅ができるのもFPの魅力です!
私生活でも役にたつ!
自己啓発としてFPを取得する人も多く、『自分の家計の見直し』や、『自身の資金計画』もできるようになります。
今加入している保険の見直しをするだけでも年間数万円~数十万円の節約もできますし、日々の節約やクレジットカードを上手に使ってポイント活用もできるようになりますね!
また、資産運用に関する知識も身に付きます。
投資はギャンブルと思っていたりリスクが高く、自分には向いていないと思っていてもFPを取得して正しい知識を身に付ければ資産運用もうまく活用してお金を管理して増やすこともできます。
実際に私もFPを取得してから株式投資やFX、不動産投資を始めました!
老後の不安を解消できる!
私たちが年金をもらう年齢になったとき、はたして年金だけで生活できるのでしょうか?
このことは、年金の仕組みや受給額の計算方法などを勉強していないと予想すらできません。
わからないし予想もできないから老後が不安になるんです。
でも、FPの勉強をすれば確実な正解はわからなくても、予想はできますし、老後に向けた準備や対策もできます。
顧客の老後の相談だけでなく、自分自身の老後もしっかりと考えることができるのもFPの魅力ですね!
相談に乗るのが好きな人は向いている!
FPの仕事はお金に関する不安や疑問の『相談』です!
相談がメインの仕事になるので、人の悩みや相談に乗るのが嫌いじゃない人や得意な人はFPにも向いていますね!
これまで人生で、友達から相談されることがあった人は、FPになってもやっていけるでしょう!
ずばり!勉強方法は?
独学で勉強する人もいれば、通信講座を利用して勉強する人もいます。
ちなみに私は通信講座を利用して2級を取得しました!
独学の合格率は40%前後に比べ、通信講座を利用する人の合格率は80%を超えています。
もちろん独学に比べると費用はかかるので、絶対に通信講座で勉強しろ!っていうわけではありません。
どちらの勉強法でファイナンシャルプランナーを目指すのかは人それぞれですね!
↑コチラの記事で『勉強のコツ』を紹介しているので自身の勉強の参考にしてみてください!
また、勉強時間を確保するのが実は1番難しいことだったりしますよね。
そんな人は、通勤時間やちょっとした空き時間などの『スキマ時間』を有効活用して勉強していく方法もあります。
ただし、
FPの試験範囲はめちゃくちゃ広く、勉強する内容も多岐にわたります。
私もFP3級は独学で取得できましたが、FP2級は独学での限界を感じ通信講座を利用して合格しました。
実は通信講座を利用することで、FP3級を飛ばしていきなり2級から受験することも可能なので、
- FP2級を最短で取得したい
- AFPまで取得したい
- 一発合格したい
- 少ない勉強時間で合格したい
上記に当てはまる場合は、通信講座の利用を考えてみてみいいかもしれません。
↑コチラの記事がオススメです!
まとめ
FPは幅広い知識が求められるんじゃが、その分活躍の場も多いのが特徴じゃ!
仕事だけでなく、私生活でも大きな財産となる資格じゃな!
ファイナンシャルプランナーは『身近なお金』に関する不安や疑問を解決するお金の専門家です!
活躍できる場も広く就職や転職でも有利になれますね!
また、自分の資金計画や人生計画もしっかりと立てれることになるので、自己啓発としてもオススメの資格です!
ただし、
活躍の場が幅広いということもあり、FP試験の出題範囲も幅広くなっています。
簡単に取得することはできない資格なので、取ると決めたら気合いを入れて勉強していきましょう!
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