初学者が独学で行政書士に合格するために必要な勉強時間は一般的に約1,000時間と言われています。
時間をかけて諦めずに勉強を継続させれば決して不可能ではありませんが、それでも厳しいと言わざるを得ませんよね。
独学での合格はかなり厳しい道のりになりますが、独学には低コストというメリットもあります!
受験料とテキスト代だけで行政書士の資格を手に入れられるのはコスパがめちゃくちゃ良いんです!
ということで、
『独学で行政書士に合格』する方法を紹介していきます!
ちなみに、『フォーサイトの通信講座』を利用すれば、初学者でも240~500時間ほどで合格することができます!
もしも合格できなければ全額返金保証が付いているくらい合格率が高い講座なのでオススメです!
行政書士に独学で合格するために知っておくべきこと
独学で合格を目指す場合、やみくもに『ひたすら勉強』すればいいってわけにはいきません!
- 試験の内容
- 出題傾向、重点科目
- 勉強スケジュール
- 合格できるテキストで勉強する
これらが重要なポイントになります!
勉強する内容も多く、独学での合格はかなり長い道のりになるので、効率的に勉強できるかどうかが重要です!
行政書士試験の内容は?
試験は毎年11月の第2日曜日の午後1時~午後4時に実施されます。
願書の申込は7月下旬~8月下旬なので、忘れないようにしましょう!
また、実際の試験の問題は、
- 5つの選択肢の中から解答を1つ選ぶ5肢択一式
- 文章の空欄に入る語句を20個の選択肢から選ぶ多肢選択式
- 解答を40字程度で解答する記述式
上記の3つの出題形式となります。
面接試験などがないのが行政書士試験の良い所だと個人的に思っています。
面接試験ってめちゃくちゃ緊張しますし…。
行政書士試験の重点科目や出題傾向
科目名 | 配点 | |
法令 | 憲法 | 28点 |
行政法 | 112点 | |
民法 | 76点 | |
商法 | 20点 | |
基礎法学 | 8点 | |
政治・経済・社会 | 28点 | |
情報通信・個人情報保護 | 16点 | |
文章理解 | 12点 | |
合計 | 300点 |
行政書士試験は300点満点で、60%の180点を取れれば合格となります。
注意したいのが、
- 法令科目で50%以上の得点
- 一般知識で40%以上の得点
- 全体で60%以上の得点
上記3つの全てをクリアして、合格となるってことです。
民法と行政法をミスなく満点で解答できれば188点となりそれだけで合格になりますが、一般知識で40%以上を取れなければ不合格となってしまいます。
勉強するときは、民法と行政法に力を入れるだけでなく、一般知識対策もしっかりとする必要があります!
独学で3か月~半年で合格するのは無理?
行政書士に合格するために必要な時間は独学だと約1,000時間と言われています。
1,000時間という時間は一般的な時間なので、全ての人が1,000時間ってことではなく、
人によっては600時間でも合格が狙えますし、1,200時間がかかることだってあります。
ということで、ここでは『効率的に勉強して800時間で合格を目指す』場合について考えてきます。
独学3か月で合格するためのスケジュール
3か月=90日なので、
800時間÷90日=8.8時間
つまり1日平均で約9時間の勉強時間が必要になってしまいます。
夏休み中の学生ならまだしも、大人の私たちがそれだけの勉強時間を確保するのは不可能です!
睡眠時間を削って勉強時間を増やすという荒業もありますが、睡眠不足でかえって勉強の効率が落ちてしまうのでオススメはできません!
ということで、試験まで残り3か月で合格を目指すためには、勉強の効率をとことん上げてトータルの勉強時間を減らす必要があります。
トータルの勉強時間 | 1日の勉強時間 |
800時間 | 8.8時間 |
600時間 | 6.6時間 |
500時間 | 5.5時間 |
300時間 | 3.3時間 |
社会人が1日に勉強できる時間を考えると、1日約3時間の勉強をして、土日に多めに勉強するのが現実的と言えますね。
つまり、一般的に1,000時間の勉強時間が必要と言われている行政書士試験を300時間で合格しなければならないことになるんです!
独学で3カ月で合格を目指すのは、『絶対ムリだ!不可能!』とは言いませんが、かなり厳しいというのが正直なところです。
フォーサイトの通信講座は240~500時間で合格を目指すものなので、独学は諦めて、通信講座を利用するのも1つの方法だと言えます。
独学半年で合格するためのスケジュール
同じように半年での勉強スケジュールについても考えてみます。
トータルの勉強時間 | 1日の勉強時間 |
800時間 | 4.4時間 |
600時間 | 3.3時間 |
500時間 | 2.7時間 |
300時間 | 1.6時間 |
勉強期間が倍になるので、1日に必要な勉強時間は半分になりますね!
例えば、平日は3.3時間勉強して土日に約7時間勉強すれば半年で約800時間を達成することができます。
逆に言えば、半年という勉強期間があっても、これだけの勉強を継続させなければいけないってことになるんです。
自分が1日にどれだけ勉強できそうかを考えていき、試験までにどれくらいの勉強時間を確保できるかを考えてみましょう!
トータルの勉強時間がどうしても足りない場合は、やはり通信講座を利用して勉強の効率を上げることが必要になります。
勉強する順番は?最初はどうすればいい?
初めて行政書士の勉強をするときは『わからないことだらけ』の状態ですよね。
- どこから勉強すればいいのか?
- どうやって勉強すればいいのか?
最初から最後までの勉強方法がわからないと思います。
勉強時間を確保するのが難しいので、できるだけ効率的に勉強するのが独学で合格するためのポイントです!
最初は過去問を解いてみる!
↑コチラの記事でも紹介していますが、最初からテキストを読むのではなく、過去問を解いてみるのをオススメします。
- どんな問題が出るのか?
- 問題にはどういった癖があるのか?
- どういったポイントを意識して勉強すればいいのか?
などを最初に把握しておくことで、その後の勉強効率が大きく変わってきます!
いきなり問題を解いても、正解できるわけもありませんし、知らないことだらけですが、とりあえず解いてみて感覚を掴んでおくことが大切です!
勉強する順番は関係あるの?
行政書士試験には複数の科目があります。
- 憲法
- 行政法
- 民法
- 商法
- 基礎法学
- 一般知識
勉強をする順番については、『民法からやったほうがいい!』、『おおもとの憲法から始めるべき』というように様々な意見がありますよね。
私の考え方としては、
『購入したテキストの順番に従えばいい』です!
行政書士に関するテキストはたくさん出ていますが、どのテキストも『独学で合格すること』を目的に作り込まれたものです。
『行政書士試験に合格できるためのテキスト』を徹底的に考えて作り込んでいるわけですから、そのテキストの指示通りに勉強するのが1番理にかなっていると言えますよね!
ということで、勉強する順番を考えるよりも、『合格できるテキストを選ぶ』ことのほうが遥かに重要となります!
独学にオススメのテキスト!
独学で行政書士合格を目指すのに1番重要なのは『合格できるテキスト』で勉強することです!
どのテキストを選ぶかによって合格が決まると言えるくらい大切です!
数あるテキストの中でも1番のオススメは、
合格革命 行政書士 スタートダッシュ 2020年度 (合格革命 行政書士シリーズ)
新品価格
¥1,760から
(2020/4/24 11:23時点)
『合格革命~』シリーズです!
このシリーズは全部で7冊あり、段階的に勉強していくとで合格を目指すスタイルとなっています。
まずは、『スタートダッシュ』で行政書士の概要や法律学習の基本である『条文の読み方』についてマスターしていくことになります。
次のステップとして、
『基本テキスト』と『基本問題集』です!
基本テキストで行政書士に必要な知識を全てインプットし、基本問題集で知識を定着させていきます!
効率的に勉強するためには『アウトプット』を積極的に行うのが良いとされていますね!
そのため、基本テキストで身に付けた知識を基本問題集でアウトプットするのがオススメです!
ここまでで基本的な実力がかなり付いているはずです!
ここからは、問題に慣れることと、苦手科目を克服していくことが大切になってきますね!
そこで、
『肢別過去問集』では、過去問を1つずつ丁寧に解説しているので、身に付けた知識の確認や定着に最適となっています。
『出るとこ1,000問ノック』では、オリジナルの問題が1,000問も収録されています!
オリジナルの問題をとくことで、試験当日に初めて見る問題にも柔軟に対応できる力を身に付けることができますね!
『40字記述式、多肢選択式問題集』では、試験での配点の高い問題の練習と対策ができます!
基礎編から応用編まで収録されているので、記述式問題の対策にバッチリです!
最後に『法改正』の勉強と、本番を意識した模試をしていきます!
本番と同じように、3時間で60問を解く模試が3回分収録されていて、試験直前の『ヤマ当て』としても利用することができる一冊です!
また、行政書士試験では『法改正』も重要なポイントです!
試験は、その年の4月1日現在で施行されている法律に基づいて出題されているので、その時点での法改正情報が重要な焦点となります!
『合格革命シリーズ』は全部で7冊もあり、勉強するのが大変に思えてきますが、『独学で合格』するということは、それだけ難しいことでもあります!
とはいっても、独学で合格している人もいるのは確かです!
まとめ
独学で合格を目指すためには、合格できるテキストを選ぶことが最も重要なポイントになりますが、
それと同じくらい大切なのが『モチベーション』です!
目安として800~1000時間も勉強することになるので、モチベーションを持続させるのも難しいことになります!
長時間の継続が難しい場合は、通信講座を利用して勉強時間を短縮するのもオススメです!